カテゴリ:暗渠



小田井輪中の排水路・変遷
2022/02/26
庄内川と新川に囲まれたいわゆる小田井輪中。その中を流れる農業用水路に、洗堰のすぐ下流側で庄内川から取水する山西用水がある。もともと庄内川からの取水は3ヶ所に分けて行われていたが、戦時中からの土砂採取によって庄内川の河床が下がってしまい、自然取水が困難となった。それを受け、取水口をひとつにまとめて頭首工を建設し、農業用水をばっちり確保しよう!ということになって出来たのが山西用水である。昭和27(1952)年1月、土地改良法に基づく県営かんがい排水事業(山西地区)が採択されて建設が始まり、昭和31(1956)年に完成をみた。

下中村で中井筋からの分水を追ってみた
2021/04/25
下中村の集落は、耕地整理や区画整理を免れ、古くからの細い道がそのまま残っている。 集落の東側に庄内用水中井筋が流れていた。そして中井筋から西へ分かれる分水のいくつかが、集落の中を通過していた。古い道が残っているということは、つまり同じように古い水路も残っているということではないか。...

笈瀬川と中川運河は共存していた
2021/03/13
中川運河は笈瀬川を運河に転用したものである。笈瀬川の下流部は中川という名前で呼ばれていて、それが運河や区の名前の由来になった。 かつての笈瀬川・中川は細かく蛇行していた。でも中川運河はかなり幅が広いので、運河とその東西に沿う工業地帯の整備によって、蛇行の跡はほとんど飲み込まれてしまった。...

2021/03/12
いわゆる暗渠界隈の人が好きなものってなんなんだろう。僕を含め、暗渠が好き、とこう言ってはいるけど、本田氏や暗渠マニアックスの書籍を読んでも、冒頭に必ず「広義の意味での暗渠」について注釈がしてある。つまり本来の意味での暗渠という言葉の意味を超えて、下水管に転用された川や完全に埋め立てられた川の跡など(暗渠でない場所)までも「暗渠」と呼んでいるということだ。

2021/01/14
「名古屋市東郊耕地整理組合整理全図」に載っている天池水路に流れ込むもうひとつの川。描かれ方からすればむしろこっちが本流ともとれるが、この川は土地宝典には載っていない。なんだこいつと思っていたのだけど、確認してみたら上流が精進川のルートと重なったのだ。そうか!と思った。...

東郊耕地整理と天池水路
2021/01/13
新堀川の畔に歌志軒の本店がある。そのすぐ北側の川岸に穴が開いていて暗渠が続いている。 この暗渠の存在と流路を初めて知ったのは土地宝典を見たときだったたと思うが、土地宝典には基本的に地名と地番以外の文字情報は載っていないので、名前は分からないままだった。

無類の暗渠好き?
2020/07/18
「片手袋研究入門」著者の石井公二さんという方のツイートを偶然拝見し、ブログを読んで何となく頭の中に浮かんだことの一部分。

2020/06/05
ーーーーー オザケン、暗渠好きってよ!!

2020/03/27
「とおり雨がコンクリートを染めてゆくのさ」

2020/02/28
覚王山の道に暗渠を見つける。 いやーおでれぇた。雑木林が点々とする田園風景から、木を切られ山を削られ田んぼを埋められ、ブルードーザーにならされて元地形もクソもない。ピッカピカの区画整理住宅街に一瞬で生まれ変わった名古屋市東部丘陵に、暗渠なんて無いと勝手に思い込んでた。