2022/02/26
庄内川と新川に囲まれたいわゆる小田井輪中。その中を流れる農業用水路に、洗堰のすぐ下流側で庄内川から取水する山西用水がある。もともと庄内川からの取水は3ヶ所に分けて行われていたが、戦時中からの土砂採取によって庄内川の河床が下がってしまい、自然取水が困難となった。それを受け、取水口をひとつにまとめて頭首工を建設し、農業用水をばっちり確保しよう!ということになって出来たのが山西用水である。昭和27(1952)年1月、土地改良法に基づく県営かんがい排水事業(山西地区)が採択されて建設が始まり、昭和31(1956)年に完成をみた。